犬を洗ったあと、なんだか皮膚が乾燥してフケが増えた、かゆがるようになった、という経験はないでしょうか。人用や洗浄力の強いシャンプーは、汚れと一緒に皮膚を守る皮脂まで落としてしまうことがあります。
この記事では、余計な成分を減らした無添加・ナチュラル系の犬用シャンプーと、お風呂に入れられないときに役立つドライシャンプーを、あわせて7点まとめました。選び方と使う頻度、ドライシャンプーの使い方も解説します。
迷ったときは、香料や着色料の入っていない天然成分ベースのものを選び、月に1〜2回のペースで。シャンプーができない時期は、すすぎ不要のドライシャンプーで部分的にケアすると清潔を保ちやすくなります。
犬用シャンプーの選び方(無添加・ナチュラルで選ぶ)
「無添加」と書かれていても、何が入っていないかは商品によって違います。パッケージ裏の成分表示を見て、次の点をチェックすると選びやすくなります。
- 避けたい成分が入っていないか … 石油系の強い洗浄成分、合成香料、着色料、パラベンなど。植物由来の洗浄成分やオーガニックオイルをベースにしたものが、皮膚の弱い子には向いています。
- 香りの強さ … 天然の精油でも、香りが強いと苦手な子がいます。無香料か、ほのかに香る程度のものだと失敗が少ないです。
- 皮膚の状態に合っているか … 乾燥しやすい子は保湿タイプ、ベタつきやすい子はさっぱりタイプ、アレルギー体質の子は獣医と相談のうえ低刺激設計のものを選びます。
- すすぎやすさ … 泡切れが悪いとすすぎ残しが皮膚トラブルの原因になります。泡立ちより、流したときにすっと切れるかどうかが大事です。
犬の皮膚は人よりも弱酸性に近い状態が健康とされ、弱酸性やpHを調整したシャンプーだと刺激を感じにくいと言われています。
犬にシャンプーする頻度と注意点
シャンプーの頻度は月に1〜2回が目安です。汚れやニオイが気になっても、週に何度も洗うと皮脂を落としすぎて、かえって乾燥やベタつきを招くことがあります。
洗ったあとは、地肌までしっかり乾かすことが大切です。生乾きのまま置くと、蒸れて皮膚炎の原因になります。とくに脇や内ももなど、乾きにくい部分は最後まで意識して乾かしてあげると安心です。
犬用シャンプー・ドライシャンプーおすすめ7選
タイプと香り、向いている子を一覧にしました。商品名をタップすると、その商品の説明にジャンプします。
| 商品名 | タイプ | 香り | 向いている子 |
| キタガワ シャンメシャン 自然のシャンプー | 洗い流す | 無香料 | 香り付きが苦手/皮膚が弱い子 |
| HAL ペトラボ オーガニックシャンプー | 洗い流す | ほのかな精油 | 国産オーガニックにこだわりたい人 |
| A.P.D.C. ティーツリーシャンプー+トリートメント | 洗い流す | ティーツリー(しっかりめ) | 夏場・皮膚がベタつきやすい子 |
| イルミルド PAL&I 犬用シャンプー | 洗い流す | 控えめ | 敏感肌の子の普段使い |
| ワンテンス mofuwa モイストシャンプー | 洗い流す | ほのか | 乾燥・フケが気になる子 |
| mofuwa グルーミングスプレー | ドライ(すすぎ不要) | 無香料 | お風呂を嫌がる子/日々のニオイ・静電気ケア |
| Nature+ For Dog CICA 泡ドライシャンプー | ドライ(すすぎ不要) | ほのか | 子犬・シニア/水洗いが難しい時期 |
キタガワ シャンメシャン 自然のシャンプー

| 商品詳細 | |
| ブランド | キタガワ |
| タイプ | 洗い流すシャンプー |
| 香り | 無香料 |
| 向いている子 | 香り付きが苦手/皮膚が弱い子 |
| 参考価格 | 2,000〜3,000円 |
石けんをベースにした、天然成分だけで作られたロングセラーです。合成の香料や防腐剤が入っていないぶん、香りはほぼありません。香り付きのシャンプーを嫌がる子や、皮膚が敏感な子の定番として選ばれています。
石けんベースなので泡立ちは控えめで、すすぎもていねいに行う必要があります。洗浄力もマイルドなので、泥んこ遊びのあとなど、しっかり汚れた日は二度洗いすると落ちやすくなります。
HAL ペトラボ オーガニックシャンプー

| 商品詳細 | |
| ブランド | HAL(ペトラボ) |
| タイプ | 洗い流すシャンプー |
| 香り | ほのかな精油の香り |
| 向いている子 | 国産オーガニックにこだわりたい人 |
| 参考価格 | 2,500〜3,500円 |
国産で、オーガニック認証を受けたオイルや植物エキスを使ったシャンプーです。低刺激を意識した設計で、香りは天然精油によるほのかなものにとどめられています。
しっとりめの洗い上がりで、乾燥が気になる季節にも使いやすいと思います。Amazonでは取り扱いがなく、楽天の公式ショップが主な購入先になります。
A.P.D.C. ティーツリーシャンプー + トリートメント
| 商品詳細 | |
| ブランド | A.P.D.C. |
| タイプ | 洗い流すシャンプー/トリートメント |
| 香り | ティーツリー(しっかりめ) |
| 向いている子 | 夏場・皮膚がベタつきやすい子 |
| 参考価格 | シャンプー2,000円前後/各サイズあり |
オーストラリア生まれの、ティーツリーオイルを使ったシャンプーです。皮膚と被毛をすっきり洗い上げてくれるので、汗ばむ季節や、体がベタつきやすい子に向いています。同シリーズのトリートメントを合わせると、洗ったあとの乾燥や毛のきしみが抑えられます。
香りはティーツリー特有のすっきりした香りで、やや強めです。香りに敏感な子や、精油が苦手な子は少量で様子を見てください。
イルミルド PAL&I 犬用シャンプー

| 商品詳細 | |
| ブランド | イルミルド製薬(PAL&I) |
| タイプ | 洗い流すシャンプー |
| 香り | 控えめ |
| 向いている子 | 敏感肌の子の普段使い |
| 参考価格 | 1,600〜3,000円 |
国産で、天然由来の成分をベースに、合成香料と着色料を使わずに作られています。香りが控えめなので、香りの強いシャンプーを避けたい場合の普段使いに向いています。
刺激の少なさを重視した設計で、皮膚がデリケートな子にも試しやすい一本です。ただしアレルギーや皮膚疾患がある場合は、使う前に獣医に相談してください。
ワンテンス mofuwa モイストシャンプー

| 商品詳細 | |
| ブランド | ワンテンス(mofuwa) |
| タイプ | 洗い流すシャンプー |
| 香り | ほのか |
| 向いている子 | 乾燥・フケが気になる子 |
| 参考価格 | 2,500〜3,500円 |
国産で弱酸性、保湿成分を配合したシャンプーです。洗ったあとに肌がつっぱりにくく、乾燥やフケが気になる子の切り替え先として選ばれています。
同じmofuwaブランドの、すすぎ不要のグルーミングスプレーは別記事で実際に使ったレビューを書いています。ブランドの雰囲気や使い心地の参考にしてみてください。
mofuwa グルーミングスプレー(ドライシャンプー)
| 商品詳細 | |
| ブランド | ワンテンス(mofuwa) |
| タイプ | ドライシャンプー(すすぎ不要) |
| 香り | 無香料 |
| 向いている子 | お風呂を嫌がる子/日々のニオイ・静電気ケア |
| 参考価格 | 1,500〜2,000円 |
特許を取得した電解水100%で、完全無添加・無香料。舐めても安心とされているので、口まわりや顔にも使いやすいドライシャンプーです。スプレーして乾いたタオルで拭き取るだけで、シャンプーの合間のニオイや汚れをリセットできます。
うちでは、毛玉が絡まったときにスプレーしてからコームで解いたり、静電気でパチパチする冬のブラッシング前に吹きかけたりしています。詳しい使用感はmofuwaグルーミングスプレーのレビュー記事にまとめました。
Nature+ For Dog CICA 泡ドライシャンプー

| 商品詳細 | |
| ブランド | Nature+ For Dog(ネイチャーフォードッグ) |
| タイプ | ドライシャンプー(泡・すすぎ不要) |
| 香り | ほのか |
| 向いている子 | 子犬・シニア/水洗いが難しい時期 |
| 参考価格 | 2,500〜3,000円 |
国産の泡タイプのドライシャンプーで、肌荒れをケアするCICA(ツボクサエキス)を配合しています。泡を地肌になじませて、乾いたタオルで拭き取るだけ。水を使わないので、子犬やシニア、寒くて全身を洗いにくい時期のケアに向いています。
香りは強すぎず、ほのかに残る程度です。水洗いの完全な代わりにはなりませんが、足まわりやお尻など汚れやすい部分をこまめに拭くのに使いやすいと思います。
犬用ドライシャンプーの使い方
ドライシャンプーは、泡タイプなら手やタオルに取り、体だけでなく地肌にもなじませるようにマッサージします。そのあと乾いたタオルで拭き取り、必要ならドライヤーで軽く乾かして終わりです。
使いどころは、シャンプーとシャンプーの合間、旅行やお出かけの先、体力の落ちたシニア期、足やお尻だけの部分洗い、夜で乾かす時間がないときなど。水洗いの完全な代わりにはなりませんが、清潔を保つ選択肢が一つ増えます。
よくある質問
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人間用のシャンプーを犬に使ってもいいですか?
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おすすめできません。人と犬では皮膚のpHや厚みが違い、人用のシャンプーは犬にとって刺激が強く、乾燥やかゆみ、皮膚炎の原因になることがあります。犬用として作られたシャンプーを使ってください。
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犬のシャンプーの頻度はどのくらいですか?
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月に1〜2回が目安です。汚れやニオイが気になっても、週に何度も洗うと皮脂を落としすぎて乾燥やベタつきを招きます。汚れた日はドライシャンプーや部分洗いで対応すると、洗いすぎを防げます。
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シャンプーのあと、リンスやトリートメントは必要ですか?
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必須ではありませんが、毛の長い犬種や乾燥しやすい子は、使うと毛のきしみやもつれが減ってブラッシングが楽になります。シャンプーと同じシリーズのものを選ぶと相性の心配が少ないです。
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ドライシャンプーだけで済ませても大丈夫ですか?
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日常の汚れやニオイのケアには役立ちますが、水洗いの代わりにはなりません。皮脂やしっかりした汚れは落としきれないため、月1〜2回の水シャンプーと組み合わせるのが基本です。
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子犬はいつからシャンプーできますか?
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一般的には、ワクチンプログラムが終わって体調が安定してからが目安です。時期や体調に不安があるときは、かかりつけの獣医に確認してから始めると安心です。それまでは蒸しタオルやドライシャンプーで部分的にケアします。
まとめ
犬用シャンプーは、香料や着色料の入っていない天然成分ベースのものを選び、月1〜2回のペースで洗うのが基本です。乾燥しやすい子は保湿タイプ、ベタつきやすい子はさっぱりタイプと、皮膚の状態で選び分けます。
お風呂に入れられない時期は、すすぎ不要のドライシャンプーが役立ちます。ブラッシングとの組み合わせは犬のブラッシング用品おすすめ、お手入れ全体の流れは犬のお手入れ完全ガイド、乾燥や肉球のケアは犬の乾燥・肉球ケアもあわせてどうぞ。

