犬のブラッシング用品おすすめ8選|毛質別の選び方と嫌がるときのコツ

うちのトイプードル2頭は、少しブラッシングをさぼるとあっという間に毛玉ができてしまいます。とくに耳の後ろや脇の下は、気づいたときにはフェルトのように固まっていることも珍しくありません。

この記事では、犬のブラッシングに使う道具を種類ごとに整理して、毛質に合わせた選び方と、実際に使うときのちょっとしたコツをまとめました。

迷ったときは、しなりのあるソフトタイプのスリッカーブラシ1本と、目の細かいコーム1本。この2本があれば、毎日のケアはだいたい間に合います。カーリーコートやロングコートの子は、これが基本の組み合わせになります。

犬のブラッシングはなぜ必要?頻度の目安

ブラッシングの役割は、抜け毛や毛玉を取ることだけではありません。毛をかき分けながら地肌を見ることで、フケや赤み、しこり、ノミの跡といった小さな変化に早く気づけます。スキンシップの時間にもなります。

頻度の目安は毛質しだいです。トイプードルのようなカーリーコートや、シーズーなどのロングコートは、毎日から1日おきが理想。柴犬などの短毛でも、換毛期は抜け毛がごっそり出るので週2〜3回はやっておきたいところです。

忙しくて時間が取れない日は、コームで毛玉の有無だけチェックしておくと、あとがぐっと楽になります。

犬用ブラシの種類と選び方

犬用のブラシは、見た目が似ていても役割がかなり違います。まずは4種類の使いどころを押さえておくと、自分の犬に必要なものが絞りやすくなります。

  • スリッカーブラシ … 「く」の字に曲がった細いピンが並んだブラシ。抜け毛と毛玉を根元から取る、いちばんの基本アイテムです。ピンのかたさにソフトとハードがあります。
  • ピンブラシ … 先が丸くなったピンのブラシ。仕上げやブローのときにボリュームを出す用途で、静電気が起きにくい木製ハンドルのものが人気です。
  • コーム(櫛) … 金属の櫛。毛玉が残っていないかの確認や、目やに取り、顔まわりの細かい部分に使います。粗歯と細歯が一体になった両目タイプが便利です。
  • ラバーブラシ・グローブ … ゴム製で、短毛の抜け毛取りとマッサージ向き。シャンプー中の泡立てにも使えますが、長毛やカーリーの子には毛の奥まで届きません。

毛質で考えると、トイプードルやビションのようなカーリーコートは「ソフトスリッカー+コーム」、柴犬やコーギーのようなダブルコートは、これに抜け毛を梳く専用ブラシを足すイメージです。短毛のフレンチブルドッグなどはラバーブラシ1本でもかなりきれいになります。

はじめて買うなら、ピンがしなって皮膚に当たっても痛くないソフトタイプから試すのがおすすめです。ハードタイプは毛量の多い子には効率的ですが、力加減を間違えると肌をひっかいてしまうことがあります。

犬のブラッシング用品おすすめ8選

タイプと向いている毛質を一覧にしました。商品名をタップすると、その商品の説明にジャンプします。

商品名タイプ向いている毛質
岡野製作所 ネオソフトスリッカーブラシスリッカー(ソフト)カーリー・ロング全般/入門
岡野製作所 プロ・スリッカーブラシ 武蔵PROスリッカー(プロ仕様)毛量が多い子・換毛期
東京ペット商事 ドイツピンブラシピンブラシ仕上げ・ブロー/静電気対策
岡野製作所 ステンレスコーム(両目)コーム毛玉チェック・顔まわり
SanMori スリッカーブラシ(ワンタッチ抜け毛除去)スリッカー(お手入れ楽)抜け毛が多い子・掃除を減らしたい人
ドギーマン ペット美容室 ハイラバーブラシ Mラバーブラシ短毛・シャンプー時のマッサージ
ファーミネーター 小型犬用 S 長毛種用アンダーコート除去柴・コーギーなどダブルコート
タングルティーザー ペットティーザー当たりのやさしいブラシブラシが苦手な子・敏感な子

岡野製作所 ネオソフトスリッカーブラシ

岡野製作所 ネオソフトスリッカーブラシ
商品詳細
ブランド岡野製作所
タイプスリッカーブラシ(ソフト)
向いている毛質カーリー・ロング全般/初めての1本
参考価格1,000〜1,800円

トリマーの間でも定番の、いわば基準になる1本です。ピンがやわらかくしなるので、力が入りすぎても肌に負担がかかりにくく、はじめての人でも扱いやすいと思います。

サイズはいくつか展開があり、体重5kg前後の小型犬なら小さめで十分です。まずこれで毎日のケアに慣れて、物足りなくなったら次で紹介するプロ仕様のものを足す、という順番がおすすめです。

岡野製作所 プロ・スリッカーブラシ 武蔵PRO

岡野製作所 プロ・スリッカーブラシ 武蔵PRO
商品詳細
ブランド岡野製作所
タイプスリッカーブラシ(プロ仕様)
向いている毛質毛量が多い子・換毛期
参考価格2,000〜3,000円

トリマー向けに作られたシリーズで、ピンの密度が高く、ソフトタイプでは時間がかかる量の抜け毛や、できかけの毛玉をまとめてほぐせます。毛のもつれやすい子や、換毛期にごっそり抜けるダブルコートの子には頼りになります。

効率が良いぶん、同じ場所を何度もこすらないのがコツです。皮膚が敏感な子や子犬には、無理せずソフトタイプのままにしておくほうが安心です。

東京ペット商事 ドイツピンブラシ

東京ペット商事 ドイツピンブラシ
商品詳細
ブランド東京ペット商事
タイプピンブラシ
向いている毛質仕上げ・ブロー/静電気が気になる子
参考価格2,000〜2,600円

昔からある定番のピンブラシで、台座にクッションを効かせた先玉つきのピンが植えられています。抜け毛を取るというより、ブローしながら毛を起こして、ふんわりまとめるための道具という位置づけになります。

乾燥する冬は静電気でパチパチしがちですが、ピンブラシに替えるとかなり落ち着きます。スリッカーとコームで土台を整えたあとの、最後のひと仕上げに使うときれいに決まります。

岡野製作所 ステンレスコーム(両目)

岡野製作所 ステンレスコーム 両目
商品詳細
ブランド岡野製作所
タイプコーム(粗歯+細歯)
向いている毛質毛玉チェック・目やに取り・顔まわり
参考価格1,400〜1,800円

片側が粗歯、片側が細歯になった1本で、スリッカーのあとに毛玉が残っていないかを確認するのに使います。目や口まわりのような、ブラシだと当てにくい細かい部分にも通しやすいです。

毛玉ができてしまったときは、いきなりコームで引っぱると切れ毛や痛みの原因になります。うちではmofuwaのグルーミングスプレーを吹いて毛をしめらせてから、根元を指で押さえて少しずつほぐすようにしています。

SanMori スリッカーブラシ(ワンタッチ抜け毛除去)

SanMori スリッカーブラシ ワンタッチ抜け毛除去
商品詳細
ブランドSanMori
タイプスリッカーブラシ(毛の取り出し機能つき)
向いている毛質抜け毛が多い子・後片づけを楽にしたい人
参考価格1,500円前後

背面のボタンを押すとピン面がスライドして、絡んだ毛がまとめて外れ、指を汚さずにゴミ箱へ落とせます。ブラッシングのたびにピンから毛を引き抜く手間がなくなるので、抜け毛の多い時期はこれだけでストレスが減ります。

ピンの先が丸く加工されていて肌当たりはやさしめです。「道具の手入れが面倒でブラッシングが続かない」というタイプの人には、この仕組みが地味に効いてきます。

ドギーマン ペット美容室 ハイラバーブラシ M

ドギーマン ペット美容室 ハイラバーブラシ M
商品詳細
ブランドドギーマン
タイプラバーブラシ(ゴム製)
向いている毛質短毛の抜け毛・シャンプー時のマッサージ
参考価格700〜1,000円

ゴムの突起で抜け毛をからめ取るブラシで、フレンチブルドッグやパグのような短毛の子だと、表面の抜け毛がおもしろいほど取れます。適度な刺激があるので、マッサージがわりに嫌がらない子も多いです。

カーリーや長毛の子には毛の奥まで届かないため、メインには向きません。シャンプー中に泡をなじませたり、仕上げに表面を整えたりする補助的な使い方になります。

ファーミネーター 小型犬用 S 長毛種用

ファーミネーター 小型犬用 S 長毛種用
商品詳細
ブランドFURminator
タイプアンダーコート除去ツール
向いている毛質柴・コーギーなど抜け毛の多いダブルコート
参考価格4,000〜4,500円

細かい刃で、換毛期に抜けるやわらかいアンダーコートだけを大量に梳き取れる専用ツールです。柴犬やコーギー、ゴールデンなど、季節の変わり目に毛が吹雪のように抜ける犬種では手放せないという声が多いアイテムです。

注意したいのは、トイプードルのように抜け毛の少ないシングルコートの犬種には向かないことです。梳き取るアンダーコートがほとんどないため、必要な毛まで削ってしまう心配があります。自分の犬の毛質を確認してから選んでください。

タングルティーザー ペットティーザー

タングルティーザー ペットティーザー
商品詳細
ブランドTANGLE TEEZER
タイプハンドルなしブラシ(短めピン)
向いている毛質ブラシを怖がる子・敏感な子
参考価格1,800円前後

イギリス生まれのヘアブラシブランドが作ったペット用モデルです。長さの違う短めのピンが密に並んでいて、スリッカーが苦手な子でも当たりがやわらかく、怖がりにくいのが特徴です。

毛を根元から梳くというより、表面の抜け毛と軽い絡まりを取るのが得意です。ハンドルがなく手のひらで包んで使うので、子犬に初めてブラシを教えるときの1本目にも向いています。

犬がブラッシングを嫌がるときのコツ

嫌がる子に無理やり続けると、ブラシを見ただけで逃げるようになってしまいます。「痛くない・すぐ終わる・終わるといいことがある」を積み重ねて、少しずつ慣らしていくのが近道です。

  • 最初は30秒で切り上げる … 完璧にとかそうとせず、背中を数回なでる程度から。できた日をほめて終わります。
  • 好きな部位から始める … 背中や胸など触られて平気なところを先に。足先・しっぽ・お腹など苦手な場所は最後に、手早く。
  • 終わりに必ずごほうび … ブラッシング=おやつ、と結びつけると、自分から寄ってくる子もいます。
  • スプレーで滑りをよくする … 乾いた毛に無理に通すと引っかかります。ブラッシング用スプレーで湿らせるとブラシの通りがなめらかになります。
  • 毛玉は引っぱらない … 根元を指で押さえ、毛先のほうから少しずつ。広い範囲がフェルト状に固まっているときは、無理せずトリミングサロンに相談します。

よくある質問

犬のブラッシングは毎日しないとダメですか?

毛質によります。トイプードルなどのカーリーコートやロングコートは、毎日から1日おきが理想です。短毛の犬種は週2〜3回が目安で、換毛期は回数を増やします。時間が取れない日は、コームで毛玉の有無だけ確認しておくと差が出ます。

スリッカーブラシとピンブラシ、どちらを買えばいいですか?

最初の1本はソフトタイプのスリッカーブラシです。抜け毛と毛玉を取る、いちばん基本の道具になります。ピンブラシは仕上げやブローでボリュームを出すための道具なので、そろえるなら2本目です。

ファーミネーターはトイプードルに使えますか?

向いていません。ファーミネーターは換毛期に抜けるアンダーコートを梳き取る道具です。抜け毛の少ないシングルコートのトイプードルに使うと、必要な毛まで削ってしまうおそれがあります。柴犬やコーギーなど、抜け毛の多いダブルコートの犬種向けです。

ブラッシングのあと、皮膚が赤くなります。

力の入れすぎか、ピンが硬すぎるサインです。ブラシは肌に対して立てず、寝かせるように動かします。ソフトタイプに替えるのも有効です。赤みやかゆみが続くときは動物病院で診てもらってください。

毛玉ができてしまいました。

根元を指で押さえ、コームやスリッカーの先で毛先のほうから少しずつほぐします。ブラッシング用スプレーで湿らせると取れやすくなります。広い範囲がフェルト状に固まっている場合は、無理に引っぱらず、トリミングサロンでカットしてもらうほうが犬の負担が少なくなります。

まとめ

犬のブラッシング用品は種類が多いですが、基本はソフトタイプのスリッカーブラシと目の細かいコームの2本です。ここに、毛質に合わせてプロ仕様のスリッカーやアンダーコート用ツール、ピンブラシを足していくと考えると選びやすくなります。

嫌がる子は、短い時間とごほうびの積み重ねで少しずつ慣らしていきましょう。シャンプーや爪切りも含めたお手入れ全体の流れは犬のお手入れ完全ガイド、洗ったあとのケアは犬用シャンプー&ドライシャンプーおすすめもあわせて参考にしてください。

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