【体験レポ】愛犬と剣山登山|リフトで行く西日本第2位の百名山コース(徳島県)

愛犬と一緒に登れる山を探していると、候補としてよく名前が挙がるのが徳島県の剣山です。標高1,955mと聞くとちょっと身構えてしまいますが、観光リフトを使えば小型犬連れでも無理なく山頂まで歩けます。

今回、我が家のトイプードル2匹と一緒に、8月半ばの剣山へ登ってきました。この記事では、大阪からのアクセスや駐車場情報、リフトに犬と乗るときの注意点、山頂で感じた気温差まで、実際に体験したことをもとにまとめてみました。

剣山はリフトのおかげで、小型犬連れの登山デビューにもぴったりの山だと感じました。ただ標高が高いぶん、真夏でも山頂は肌寒く、防寒対策だけは忘れないようにしたいところです。

剣山ってどんな山?(基本情報)

剣山は徳島県三好市にある標高1,955mの山で、西日本では2番目の高さを誇り、日本百名山のひとつにも数えられています。登山口の見ノ越から観光リフトが出ているので、体力にあまり自信がなくても、山頂付近まで比較的気軽に近づけるのがうれしいポイントです。

標高1,955m(西日本第2位)
エリア徳島県三好市
山系日本百名山
登山口見ノ越(標高1,420m)
リフト剣山観光登山リフト(見ノ越駅→西島駅、標高差330m、所要約15分)
リフト運行期間4月下旬〜11月末(冬季運休)
リフト運行時間始発8:00〜(季節により変動するため事前確認がおすすめ)
西島駅から山頂まで標高差約200m、徒歩往復約1時間

アクセス・駐車場情報

大阪から見ノ越までのアクセス

大阪から見ノ越の駐車場までは、車で3.5〜4時間ほどが目安です。神戸淡路鳴門自動車道と徳島自動車道を使って美馬ICで降り、そこから国道438号を南下しながら山道を進んでいきます。

美馬IC以降は道幅の狭い区間が多く、対向車とのすれ違いに少し気を使う場面もあります。運転に慣れていない方は、時間に余裕をもって出発すると安心です。

駐車場・車中泊

見ノ越にはリフト乗り場のすぐそばに駐車場があります。今回は前日のうちに駐車場に入り、キャンピングカーで車中泊をしました。愛犬とのキャンピングカー車中泊についてはこちらの持ち物ガイドでも詳しくまとめています。

標高が高く空気が澄んでいるおかげか、これまでで一番きれいな星空と天の川を見ることができました。早朝からゆっくり動きたい方には、前泊するという楽しみ方もおすすめです。

愛犬と登る剣山ルート

見ノ越駐車場から歩いてすぐのリフト乗り場から、8時の始発と同時に乗車しました。見ノ越駅から西島駅までは、標高差330mを約15分で結んでくれます。

西島駅からは大剣神社を経由し、木道を歩いて剣山山頂を目指します。西島駅から山頂までは、往復で1時間ほどのコースです。

8時に登り始めたにもかかわらず、その時点ですでに下山してくる登山者の方が何人もいました。おそらく前日から山頂のヒュッテに泊まり、早朝のご来光を見てから下りてきたのだと思います。

リフトに犬と乗るときの注意点

剣山観光リフトは、スキー場にあるような1人乗りのチェアリフトです。抱っこできる小型犬であれば、リュックを背負ってその上から犬を抱える形で一緒に乗ることができます。実際、我が家のトイプードルもこの方法で無事に乗せてあげられました。

一方で、中大型犬は同乗できません。西島駅までの標高差330mは、リードをつけて自分の足で登ることになります。大型犬連れで計画している方は、この区間を歩く前提でスケジュールを組んでおくと安心です。

なお、山頂ヒュッテなど建物の中には、残念ながらペットと一緒に入ることはできません。

実際に登ってきました(体験レポ)

我が家のトイプードル2匹は、普段からボーダーコリーと一緒に走り回れるくらい体力があるタイプなので、西島駅から山頂までの上り下り自体は思ったより楽にこなせました。

大剣神社を過ぎたあたりから木道が整備されていて、足元は歩きやすい印象です。ただ当日はあいにく霧が濃く、山頂からの景色はほとんど見えませんでした。せっかくの絶景ポイントだっただけに、これは少し残念です。

すれ違ったのはトイプードル連れ、柴犬連れの方が数組。大型犬には一度も出会いませんでした。8月の気温を考えると、大きな犬を連れた飼い主さんはこの時期をあえて避けているのかもしれません。

以前ゴールデンウィークに登ったこともありますが、そのときは登山客がかなり多い状態でした。人が多いと安心感はある一方、犬連れだとすれ違いのたびに気を使う場面も増えます。混雑を避けたい方は、時期を選ぶのもひとつの手だと思います。

真夏でも山頂は寒い!気温差と服装の注意点

今回いちばん驚いたのが、気温差です。見ノ越の駐車場では朝の時点で20〜22度ほどありましたが、山頂に着くころには16度ほどまで下がり、しかも霧も濃くて体感はそれ以上に寒く感じました。

私自身は長袖にパーカーを重ねていましたが、それでも肌寒いくらいでした。一方で、登りの急な斜面を歩いている間は体が温まり、薄手の長袖でも十分なくらい暑く感じる場面もありました。

実際に山頂ですれ違った登山者を見ても、しっかり防寒装備をしている方もいれば、タンクトップで歩いている方もいて、服装の感じ方には個人差がずいぶんあるように思いました。

愛犬たちも山頂では寒さでぶるぶる震えていました。上から羽織れる防水・防寒タイプのアウターを用意しておけばよかったと、あとから反省しています。人も犬も、脱ぎ着して調整できるレイヤードスタイルで臨むのが、いちばん現実的な対策かもしれません。

犬用・人用それぞれのおすすめ防寒アイテムは、別記事「犬とアウトドアおすすめ用品」で改めてご紹介する予定です。

虫よけ・安全対策

登山道には草木が生い茂っている区間もあるので、犬には足先まで覆える全身タイプの虫よけ・ダニよけウェアがあると安心です。今回は、Insect Shield加工が施されたMANDARINE BROTHERS(マンダリンブラザーズ)の接触冷感タイプのスーツを2匹に着せて登りました。

ハーネスには念のため迷子札をつけておきました。普段はあまり単独行動をしないタイプの子たちですが、野生動物や他の犬が現れると反応することがあるので、リードは常に短めに持つよう気をつけています。

夜間や早朝には野生動物を見かけることもあるそうなので、熊鈴はぜひ持っていくことをおすすめします。リフトから上のエリアで出会う可能性は高くないかもしれませんが、自然の中を歩く以上、備えておいて損はありません。

山頂ヒュッテで買えるもの

山頂付近には「剣山頂上ヒュッテ」(併設:雲海荘)があり、うどんやカレー、カップ麺などの軽食、あめ湯などの飲み物も楽しめます。

御朱印や、手ぬぐいなどのオリジナルグッズも販売されています。モンベルとのコラボ限定グッズとして、登山道具や山小屋、カモシカが描かれたクリアボトルなども並んでいました。

犬用のお守りもあり、鈴のついたキーホルダータイプのものを2匹分お迎えして、ハーネスにつけてあげました。こうした施設が充実しているおかげか、がっちりした重装備で登っている方はあまり見かけませんでした。

ただ、早朝や夜間は営業していません。その時間帯に歩く予定がある方は少し注意が必要です。日中であれば営業している可能性が高いですが、念のため事前に営業時間を確認しておくと安心です。

持ち物リスト

犬用品

  • リード(ロング・ショート両方あると安心)
  • 飲み水・給水ボトル
  • おやつ
  • トイレ処理用品
  • タオル
  • 虫よけ・ダニよけウェア
  • 防寒・防水アウター(山頂の気温差対策に)
  • 迷子札

人用品

  • 飲み物・行動食
  • 防寒着(脱ぎ着できるレイヤード)
  • 雨具
  • 熊鈴
  • 現金(ヒュッテの売店・軽食用)

注意点・マナー

  • リードは常に着用し、短めに持つ
  • 山頂ヒュッテなど施設内にはペット同伴不可
  • すれ違うときはお互いに道を譲り合う
  • 山の天候は変わりやすいため、防寒・防水対策をしておく
  • 熊鈴などで自分たちの存在を知らせる

まとめ

剣山は、観光リフトのおかげで小型犬連れでも山頂近くまで無理なく行ける、犬連れ登山デビューにおすすめの山です。ただ標高1,955mだけあって、真夏でも山頂は肌寒く、霧が出るとさらに体感温度は下がります。

大阪からは車で3.5〜4時間ほどかかりますが、前泊して星空を楽しんだり、山頂ヒュッテでの軽食やグッズ探しを楽しんだりと、登山以外の魅力もたっぷり詰まった山でした。防寒対策と虫よけ対策さえしっかりしておけば、愛犬と一緒に気持ちのいい時間を過ごせるはずです。

剣山の犬連れ登山に関するよくある質問

剣山に犬を連れて行けますか?

はい、剣山は犬同伴で登れる山として知られています。ただしリードの着用と、山頂ヒュッテなど施設内には入れない点に注意が必要です。

リフトに犬は乗れますか?大型犬でも大丈夫ですか?

剣山観光登山リフトは1人乗りのため、抱っこできる小型犬のみ同乗できます。中大型犬は西島駅(標高1,750m)までを徒歩で登る必要があります。

真夏でも防寒対策は必要ですか?

必要です。8月半ばに登った際、駐車場では20度台前半でも山頂は16度ほどまで下がり、霧も重なって体感はさらに寒く感じました。人も犬も、脱ぎ着できる服装で臨むのがおすすめです。

大阪からどれくらいで行けますか?

大阪から登山口の見ノ越駐車場までは、車で約3.5〜4時間が目安です。神戸淡路鳴門自動車道と徳島自動車道を経由し、美馬ICで降りてから山道を進みます。

参考サイト

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